PCフォーラム 9月-2
ひと回り大きい「1/1.8型クラス」は、各メーカーの中級以上のモデルに多く採用されている。これは高画質を求めた結果だと考えられる。例えば、同じ800万画素でも、

片方は1/2.5型、

もう片方は1/1.8型の撮像素子を搭載したカメラがあるとする。

高画質が期待できるのは、後者の大きい撮像素子を搭載したカメラだ。画素数が同じでも撮像素子が大きいため、1画素あたりの面積も大きい。すると、1画素に受ける光の量が多くなり、光を集める効率が高くなる。最初に入ってくる光の情報量が多いため、以後の画像加工でも余裕をもって処理することができ、結果的にノイズが少なくなる。つまり、より自然な状態の画像を記録することができる、というわけだ。

 また、大きな撮像素子を使うと、背景をぼかした写真が撮れる、というメリットもある。一般に、撮像素子の面積が大きければ、それだけピントが合う範囲、つまり被写界深度が浅くなる。例えば1点のみピントが合い、そのほかの部分はぼかした写真が撮れるようになるわけだ。被写体の存在感を強調したり、立体感 ある絵作りには欠かせない手法だ。
 背景を大きくぼかした写真は、APS-Cサイズや35mmフルサイズの大きな撮像素子を搭載したデジタル一眼レフの得意分野。それらに比べると、1/1.8型は1/2.5型と同様に「極小サイズ」でボケ具合はそこそこだ。とはいえ、撮像素子がより大きければそれだけ大きくぼかすことができる。


※1位の「FinePix F100fd」は高感度撮影に強く、高感度でのノイズの少なさは現行機種でもトップクラスを誇る。「従来比400%のワイドダイナックレンジ」をうたうダイナミックレンジ拡大機能も搭載している。

デジカメの画質は、撮像素子のほかにも、レンズや画像処理エンジンの性能にも左右される。一概に1/1.8型の撮像素子だから高画質とは言い切れない。しかし、いずれのメーカーもこうした1/1.8型搭載機をコンデジの中級クラス以上のラインアップに据えている事実を踏まえれば、1つの傾向として「1/1.8型CCD=高画質なコンデジ」といえるだろう。

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